ルセンティス投与方法について
物品の準備から投与に至るまで無菌手技を遵守してください。本剤の投与は硝子体内注射に関する十分な経験のある眼科医が行ってください。
下記の手順のほかに、各施設における硝子体内注射のガイドラインに従って投与してください。
ルセンティス硝子体内注射に必要な物品
- 消毒液
- 消毒用点眼液
- 散瞳剤
- 局所麻酔剤
- 広範囲抗菌点眼剤
- 滅菌カリパー
- 滅菌開瞼器
- 滅菌パッド
- 滅菌綿棒
- 滅菌ドレープ
- 生理食塩液
ルセンティス硝子体内注射前の注意点
- 投与3日前から広範囲抗菌点眼剤を点眼するよう患者さんに指示します。
- 硝子体内注射に際して使用する薬剤(消毒薬、局所麻酔剤、広範囲抗菌点眼剤および散瞳剤など)への過敏症の既往歴について、事前に十分な問診を行います。
ルセンティス硝子体内注射の手順
1 .注射前の点眼
- 散瞳します。
- 局所麻酔した後、広範囲抗菌点眼剤を投与します。
2. 眼周囲の消毒
眼周囲皮膚、眼瞼縁や睫毛に消毒液を塗布し、滅菌ドレープで被覆します。
4. 結膜嚢内の消毒
消毒用点眼液を投与し、しばらく放置します。
5. 消毒液の洗浄
必要に応じて、適宜、生理食塩液で洗浄します。
6. 硝子体内注射
注射部位とは反対側の方向に眼を向けるように患者さんに指示します。
角膜輪部の3.5~4.0mm後ろの部分から、(1)水晶体、(2)水平直筋付着部位の近傍を避けて、眼球の中心に向けて眼科用針を刺入します。
7. ルセンティスの注入
注射液0.05mLを硝子体内にゆっくり注入します。
次回以降の投与では同一部位に繰り返し注射しないよう、前回の注射部位からずらして注射します。
8. 注射後の点眼
広範囲抗菌点眼剤を投与します。
ルセンティス硝子体内注射後の注意点
- 注射後直ちに指数弁の有無をチェックします。また、眼圧が一過性に上昇するおそれがあるため、視神経乳頭血流の確認と眼圧上昇の管理を適切に行います。
- 一時的な霧視などが現れることがあるため、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車などの運転には従事しないよう指導します。
- 注射後3日まで、広範囲抗菌点眼剤を点眼するよう患者さんに指示します。
- 眼痛、眼の不快感、充血の悪化、光に対する過敏性、飛蚊症または見え方の変化など、炎症や感染の徴候が現れたら、直ちに連絡するよう患者さんに指導します。
- 万一、感染症が発生しても、早期治療ができるように、注射後1週間程度は上記のような症状に注意するよう患者さんを指導します。